自然に流れる

流れるままに記録して、それを遠くから眺めてみたいのです


女子には女子の♪

すっかり暑い今日この頃。

先日、実家に帰ってきた。

何かの本に、

「本当に悟りを開いたと思うなら1週間実家に帰ってみるといい」

というようなものがあって、思わず笑った事があったのだけど、

今回は2泊3日。悟っていないし、このくらいがちょうどいい。

お互いに気を遣って平和でいられるから。

最近、仏教、禅の本を読みあさっていて、

思ったのが、

仏教や禅は男子専科なの?

ということ。

禅のある本に、

昔は、「女性は業が深すぎて禅にはむかない」、

と言われていたとあった。

この前の仏教の本でも、

女性は悟りをひらくことはできない

と、いわれているものがあるとか。

まあ、男子でも女子でも

すべてを悟りきることはできないというのはあるようだ。

なぬ?!男尊女卑?

と思ったけれど、

うん、確かになあ。とすぐに納得した。

今に集中して生きるのもいいけど、

女子は気になる人のことをあれこれ考えたり、

ワクワクしたり、くよくよしたり、

現実にはおこってない、

妄想みたいなものが大好きだから。

ストイックに今を生きて、

もっとすばらしい事があるかもしれないけど、

妄想でうっとり、みたいな方が楽しいみたいな。

妄想で落ち込んでも、それも楽しんでるというか。

もう根本的に違うんだな~という気がする。

違う世界なのかな~と思っている。

その、女性は業が深すぎて。。云々のことを

読んだ翌日、ボディコンバット(最近、通っているボクシングスタイルの

音楽に合わせてやるエクササイズ)に行って、

女性たちを見たとき、はっと気づいた。

女性はすでに、悟りを開くとかは関係ない世界を

しなやかに生きている!

そして、そこに通う仲間の一人が言った。

「旦那の伯母がもう6年も同居してる」

6年て!

「最初自分は体調を崩したけど、何か考えてももうしょうがないと思って」

と言うのを聞いて、ああ!

この人はある悟りを開いたのだ!と思った。

ストイックな修行並の日常は悟りへの道だったのだ!

という訳で、女性は日常生活で知らぬうちにけっこう悟ることができるんではないか。

だから女性は向かないと言われているんではないだろうか。

勝手な解釈かもしれないけど。

瀬戸内寂聴さんの「あおぞら説法」を読んだら

やはり女性的なしなやかさもあり、厳しさもあり、

何よりストイックだけじゃない優しい感じがあり、ほっとした。

仏教の世界に身をおきながらも、女子の部分もあって、いいなと思う。

女子には女子の悟り方があるんじゃないか、と思う今日この頃。