人の柄
働いているといろいろな人と出会う。
人柄、という言葉があるが、
よくできた言葉だとつくづく思う。
人の柄。まさに。
その人特有の柄がある。
ぱっと見では分からない、味のある柄があり、
これでいいのか、的な柄があり、
いいな、と思う柄があり、
ほんとうにそれぞれ柄がある。
例え、この柄は苦手だな、と思ったとしても
それはその人の柄なのだから、
そのままに見るしかない。
こちらの柄のまま、その人の柄を見るしかない。
その人の柄は変えようがないのだ。
私が、こうすればいいのに、こうなってほしい
と思ったり、願ったりしても
人の柄は変わらない。
だから、その人の柄が気に入らない時は、
なるほど、このような柄を持った人なのだな、
と少し離れて眺めるのがよさそうだ。
面倒くさいことをあえてやるようになって
人との対応も楽しいと思えるようになっている。
以前はできるだけ人と会いたくなかったし、
疲れる事もしたくなかったのだけれど。
人の柄はそれぞれで、それを眺めるのは
楽しい事だと思う。