自然に流れる

流れるままに記録して、それを遠くから眺めてみたいのです


妊娠と流産2-手術について

稽留流産と診断されてから、

少し落ち着いて、手術の事について考えた。

掻爬手術でなく、「子宮内容物除去手術」ともらった紙に書いてあった。

同じ事だが、掻爬よりもなんだか事務的で生々しい感じがない。

 

手術を受ける月曜日までは3日しかない。

またもやネットで検索し続けた。

 

すると、手術を受ける他に、自然に進行流産を待つ事もあるそうで、

病院によっては、どちらかを選べたり、自然に進行流産を待たせる所もあるようだ。

 

自然に進行流産を待つのは欧米などでは当たり前のようで、

手術を受けると子宮に傷がつくが、そういうリスクがないらしい。

ただ、自然に進行流産は相当痛みがあり、かなり出血するとの事。

それに子宮の内容物が完全に出る完全流産でななく、

内容物が一部残る不全流産の場合は結局手術を受けなければならないという。

 

手術は子宮に傷がつくが、生理がくればきれいになり、

迷信か分からないが、その傷のお陰で、妊娠しやすくなるという話もあった。

ただ、麻酔や術中のリスクはある。

 

どちらも流産後には1週間から10日位は出血があるらしい。

回復も同じような感じらしかった。

 

日本では昔は進行流産を待ったらしいが、今では手術が主流らしい。

しかし、病院の方針によっては自然に..というところもあるとのこと。

 

どちらも受けた事のある方の感想では、その人によるので、

どちらがいいとは判断できない。

自然に進行流産を待った方々の中には自分の気持ちにけじめがついたとの

意見が多かった。

 

私のかかっている病院ではそんなどちらか選択の余地はないようだった。

先生は「9週で大きくなっちゃっているし、進行流産になると血がいっぱい出て恐いから

手術しましょう」

との説明をされていた。

選ばせてくれればよかったのに、、とちょっと思った。

 

いろいろ考えるに、自然に進行流産を待つ事の方が私らしい

(このブログのタイトルにもあるように、、冗談のようだが、そうでなく)

と思ったのだが、進行流産を待つ期間にばらつきがあり、

稽留流産と診断されてから1週間経たずに進行流産になった方もいれば

2ヵ月待った方もいる。

いずれは進行流産になるのだろうが、

いつになるか分からないその日を待てるのかと聞かれたら、

少し自信がなかった。

まだつわりがあり、赤ちゃんが亡くなったということに

身体は全然気付いていない。

 

それに、痛みと大量の血、そして、なにより、

赤ちゃんのいる胎嚢に向き合えるのか、、それが、

一番自信がもてなかった。

自分の子なのに、ふがいない、赤ちゃんには本当に申し訳ないが、

落ち着いて向き合える自信がなかった。

もしかしたら、それで、いろんな方が感じたように

けじめがつくかもしれない。

でも、勇気がなかった。

 

手術することに決めた。

それも自然な流れじゃないか、と。

 

しかし月曜日までに進行流産がくればいいのに、、とどこかでは

思っていた。