自然に流れる

流れるままに記録して、それを遠くから眺めてみたいのです


こどもはこども

言う事聞くようになったか。というと、あまり変わらないが、
マシにはなったかもしれない。

あれから、私はつとめて寛大に接するようにしたら、子供がある時、
「おかあさん、最近やさしい」
などと言った。
それを聞いた時、私がいかにイライラして怒ってばかりいたかを反省した。と
同時に、
「そっか、こどもはこどものままぶれていないんだ」
と思った。

どういう事かというと、子供はそのままでいるんだけれど、
対応するこちらが、子供が言う事をきかないとかでイライラして
ぶれていただけなんだということ。
あ~何て言うのか、「こどもはこどものペースで生きている」というか。
こどもはこっちの言いなりにさせるものではなく、
こちらが提示をしていくものだというか。
そんな風に感じた。

と感じながら、昨日、、
子供がとうとう空手に入会。
合気道はどうしても嫌だといい、
空手なら、というので空手に入会したのだが、
子供は何が気に入らないのか、
稽古中、ずっと大泣きし続けた。

子供には
「空手に入ったんだから、今日はやるんだよ」
と言ったのだが、気分が乗らないのか嫌だと言い出した。

指導者の方が、だっこをしてみんなのところに連れていくが、
反抗のポーズなのか海老ゾリをしたまま
立とうともしないで、指導者の方も手が離せない。
なんとか、自分で立って自己紹介をしたもののその後大泣きが始まった。
指導者の方だけでなく他のお子さんが頭をなでてくれたり、気遣ってくれている。
みなやさしいなあ。と感動。
が、それでも泣き止まず。

泣き過ぎて皆の稽古の邪魔になる..
申し訳ない気持ちと、「泣くな!」という気持ちで私はぐったりだった。

正直、こんなに長時間大泣きしたのは初めてだと思う。
幼稚園に入ったときもこんなに泣かなかったし、他の習い事でもこんな事はなかった。

ありがたいことに、指導者の方が、
「こういうお子さんもけっこういらっしゃいます。次回からころっと変わりますよ」
とおっしゃって下さったので、大丈夫かな、と思えたが。しかし、泣き過ぎ。

こどもが拒否をしているのかと思ったが、
後で聞くと、手が痺れたから、肩が痛かったから、泣いた。と言う。
特に空手が嫌だとかいうんではないように聞こえたが、
今までの雰囲気と何か違うものを感じ取ったのかもしれないと思った。
もう、ふにゃふにゃできないぞ、、のような予感というか。

とにかく、皆さんには御迷惑をかけてしまって申し訳なかったが、
子供が強くなるための第一歩だと思う。
感謝です。

こういう場合、こどもはこども、という視点でいくとどうすべきか考えた。
私達、親は子供を自分の言いなりにさせようとしているのだろうか??

ふにゃふにゃしたところをビシッとさせるという意味で空手の提示をした、私達、親。
ふにゃふにゃしていたい、子供、でも、どこかで強くなりたい気持ちをもっている。
それがせめぎあって大泣きをした。
それが、子供の反応であり、こどもはこどもってことである。
てことは見守っていて大丈夫なんだな。ヨシ。