ピアノも私も傷ついた
先日調律してもらった後に
ピアノが傷ついているのを発見してしまった。
鍵盤の左の板に何かの衝撃でできたような傷。
驚いたので、調律した人に電話をかけたが、
気づかなかった。記憶にない。見ないとわからない。
これから次の調律があるから、今日は行けない。次にそちら方面へ行った時でいいか。
などと言う。
ただでさえショックを受けているというのに。
小さい傷だが、大切に使っているので傷があるとすごく目立つ。
結構深いので相当な力が加わらないとできないはずだ。
それを気づかなかったなんて、信じられない。
早く直してもらいたかったので、会社の方へ電話すると別の人が対応してくれるという。
別の人はおそらく傷つけた人の半分位の歳だと思うが
その人が謝り、
数日後、丁寧に傷を直し、ピアノをきれいに磨き上げていってくれた。
しかし
傷つけた方の人からは何も連絡がない。
何度か調律してもらい信頼していただけにショックが大きく、
今も少し引きずっている。
どうでもいいことだから連絡がないのか、
もう終わったことだから連絡がないのか、
やった覚えがないから連絡がないのか、
わからないけれど。
音だけ良くすればあとはなんでもいいのか、疑問。
私にはよくわからない世界でその人は生きているのだろう。