自然に流れる

流れるままに記録して、それを遠くから眺めてみたいのです


子供の課題だった

気づいたら、朝起きられないのは起立性調節障害のせいでも

先生のせいでも、

学校のせいでも、

私のせいでも、なんでもなく、

 

それは子供の課題なのではないか、と気づいた。

 

朝、起きないので、起こす声がどんどん大きくなって、

最後には金切り声みたいになって、

ヒステリーみたいな人になっていく自分と

 

毎日向き合うのは自分の課題。

 

起きられない原因は子供自身にある。

ホルモンバランスがどうだとか、

血圧がどうだとか、

 

それも少しはあるかもしれないが、

だったら何故、地震の時、火事が窓から見えるよと聞いて

さっと起きられるのか?

 

自分が起きるのをコントロールしている。

起きるのをブロックするから起きられない。

 

ストレスで起きる気力が出ないのかもしれない。

でも、それを私が無理矢理体を起こして目覚めさせようったって

ダメなのだ。

 

鍵が閉まっているドアを無理矢理こじあけようとするようなもので

北風が旅人の上着を脱がそうとビュービュー冷たい風を吹き付けるようなもので

誰も嬉しくないのだ。

 

そう気づいたので今日は少し声をかけたが、

もう揺さぶったりしないし、声を荒げたりもしなかった。

 

お昼前に自分で起きた。

昨日に続き、今日も欠席になった。

 

だけど、

子供は「うるさく起こされなかったから体も疲れなくて気分良く起きられた」

と言った。

そして、部活に行った。

 

子供の清々しい顔を見て、

ああ、自分はこの子の課題を強引に自分のやり方でやらせようとしていた、

と思った。

 

子供は自分の課題を自分でやらなくてはいけない。

親は手伝ったりできない。

やり方が見るに堪えなくても。

 

転ぶ前に口うるさくあれこれ指示していた。

子供は自分で進めるのに信頼していない証拠だ。

 

高校生なのだし、よちよち歩きとは違う。

手出し無用なのである。

f:id:dewdropsonthegrasss:20200221173724j:plain